夏野陽向の日記

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13の徳

始めに

皆さんは13の徳について知っていますか?

ほとんどの人が知らないと思います。13の徳、というのはベンジャミンフランクリンという偉人の自伝にで出てくる徳目のことです。

ベンジャミンフランクリンは自分に対してこの徳目を課し実践を続けました。

この13の徳は本当によく考えて作られているので、みなさんにも参考にしてもらいたいな、と思い書きます。

私自身、手帳に書いて持ち歩いて頻繁に読み返します。今の自分にはこれが実践できているのかどうか考えながら読み返しています。

 

 

 

 

ベンジャミン・フランクリンとは

 ベンジャミン・フランクリンとは、アメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者。

(wikipediaより)

 ベンジャミンフランクリンは、いろいろなことをやった人です。いろいろな分野で成功を収めています。

ただベンジャミンフランクリンが一番称賛されているのは人の動かし方です。いくつかの有名で古典的な海外の自己啓発本ではよくベンジャミンフランクリンの自伝について言及がされています。

彼の内面への努力、人を立てて動かす能力が強く評価されています。

 

13の徳

1.節制

飽きるほど食うべからず、酔うほど飲むべからず。

 

食べ過ぎないこと、これは意外と大切です。人は美味しいものに出会うとついつい食べ過ぎてしまいますがこれはいいことではありません。

食べ過ぎると眠くなったり、気力を使ってしまいます。普段はあまり意識しないかもしれませんが、断食してみるとよくわかります。

さらにあまり食べないことでお金を節約できます

酔うことについてはもっとわかりやすいと思います。自己管理を徹底することを説いています。

 

 

 2.駄弁を弄するなかれ。

 

自分や他の人に利益を無いことを語らないこと、というのは正直言ってとても難しいことだと思います。

目的のない会話はやめることです。もちろん親交をつくるために行う会話は大丈夫ですが、見栄のために言わなくていいことまで言う、はけ口として他人の悪口を言う。

本当にそれが自他のためになるのか考えてみましょう。

親交のための会話も大事ですが、駄弁といえるほど、欲求のためだけに会話をしていないですか。そのことにも注意してみましょう。

 

3.規律

 

物はすべて所を定めておくべし、仕事はすべて時を定めてなすべし。

ものを整理することの大切さは十分にわかると思います。そのことで気が散らない状態になります。

仕事はすべて時間を決めてやると、すごく仕事がはかどります。仕事だけではなく、家事なども時間を決めてやるといいです。

 

4.決断

 

なすべきことをなさんと決心すべし、決心したことは必ず実行すべし。

本当はやらなくてはいけないけど結局やらずにいることはありませんか?

それを今やる、とを決心してみてください、そして実行してください、すぐには状況は変わらないかもしれませんが確実に状況が変わっていきます

 

 

5.節約

 

自他に益なきことに金銭を費やすなかれ、すなわち浪費するなかれ。

節約するのは難しいことですが、これをするとお金をためることになります。

お金に困っていない人であっても、今後貧乏になったときに役立ちます。

そしてお金を大事にすることにもつながります。

 

 

6.勤勉

時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。

 

少しでもメリットのあることに時間を費やすことを心がけることです。

趣味であっても、自分のメリットになるようなことをしてみてください。

少しずつ自分の習慣を変えるととても大きな力が付きます。

 

7.誠実

詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。

 

人に対して嘘を言って自分の立場を良くしようとしたりしていないですか。

振り返ってみると意外にあるものです。なるべく相手に対して感謝の気持ちをもって、冷静に判断することも大切です。

それがまわりまわってあなたの評判につながります。

 

8.正義

他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。

 

両親、兄弟、子供、友人、取引相手など相手の利益を傷つけようとしていないですか。そうしていると思ったときはどちらにとってもメリットのあるような方法がないか考えてみましょう。

そしてどんなに近しい相手でもどんなに遠い相手でも約束を違えていないか、考えてみてください。

 

9.中庸

極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。

 

自分の考えが極端に陥っていないか考えてみてください。あれが間違っているから反対の行動をすれば必ず正しいはずだ。あれが正しいからその行動をすれば必ず正しいはずだ。

そういう態度はやめることです。

たとえ相手が間違っているときでも、相手の正しいところを積極的に見つけましょう。そうして見つけられないことはないです。

自分も正しい、相手も正しい、そう思えるようになってみてください。

そして怒らないことです。人を恨めば穴二つに陥ります。自分の利益にもならないことに気づいて見てください。

 

10.清潔

身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。

 

清潔感は特に男性に気を付けてほしいことです。

これをするだけで人の見る目が変わってきます。

 

11.平静

小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。

 

すべての中で一番私が好きな徳です。

小事、日常茶飯事に平静を失わないのは当たり前ですが、避けがたき出来事に平静を失わない、というのがミソだと思います。

小事、日常茶飯事、避けがたきことは受け入れることです。もちろん受け入れられないこともあると思いますが、その時は受け入れない、と決めてしまいましょう。

一番まずいのは受け入れるか、受け入れないか悩むことです。どちらにするのかすぐに決断しましょう。

 

12.純潔

性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。

 

これは現代人にはかなり難しいことではないでしょうか。

過度の性生活は人に悪影響を与えます。できるだけ慎んでみてください。

 

13.謙譲

エスおよびソクラテスに見習うべし。

 

これについては少し考察不足ですが、自分の意見も正しい、相手の意見も同じくらい正しい。

互いにどんな関係であっても、教師と生徒という風に話すのではなく、生徒同士が互いの考えを理解し互いの理解を深めていくような謙虚さを持ち続けることだと思います。

どんな肩書をもってもこれを維持するのは難しいことですが、それが本当に大切です。

 

終わりに

自分はできる限り頻繁にこれらのことを音読して、イメージトレーニングをしています。

もし自分がそれを実践するような状況に置かれたらどういう風な行動をとるべきか、考えてみましょう。

人は自分が思っている人間になります。

自分に対して良いイメージを満たしてみてください。

 

 参考にするとよい本

13の徳が出てくるフランクリンの自伝です。有名な本なのでもしよろしければ読んでみてください。