はじめに
占い師というのはある意味でいろんな人の秘密を暴くような職業です。いろんな人が相手の秘密を暴きたいと思い、私に相談してきます。
ですが現実でも占いと同じように秘密を暴こうとしすぎてしまうと、人間関係がうまくいかなくなってしまうことがよくあります。
すべてを分かり合うことが必ずしもいい方向に作用しないという話をしていきたいと思います。
- はじめに
- 幸せなカップルほど、むしろお互いに秘密を持ってもいいと考えている
- 秘密を持っているほうがむしろ魅力的に見える
- あえて秘密を持つことを勧める恋愛指南書
- 秘密を尊重すると、秘密を明かしてくれるようになることもある
- 終わりに
- 参考文献
幸せなカップルほど、むしろお互いに秘密を持ってもいいと考えている
アメリカの心理学者クリスチアーネ・クラフト・オルソップは一年以上続いたカップルに向けて互いに関する隠し事に関する質問をして統計的に調べたようですが、実は幸せな関係の続いたカップルほど相手のすべてを知ろうとは望んでいませんでした。
これは意外かもしれませんが、実際に鑑定を行っていても相手の秘密を知りたいという気持ちが少ないカップルの方がうまくいっているというような実感があります。
そしてそういうカップルほど逆に互いの秘密を共有していきます。
秘密を暴こうとしないことで相手の信頼を得ることができ、そしてそれが秘密を明かしてくれるような関係につながっていく、というように感じます。
秘密を持っているほうがむしろ魅力的に見える
少し話はずれていきますが、秘密を持っているほうが人は魅力的に見えるという話はよくあります。心理学者の一部は、秘密を持っていることが逆に恋愛的な気持ちを持たれることにつながるという結論さえ得ています。
私の意見ですが、秘密は暴こうとせずこれは相手を魅力的に見るためのスパイスなんだというくらいの遊び心を持って、気楽に捉えてみると良いように思います。
あえて秘密を持つことを勧める恋愛指南書
秘密を明かして欲しいから逆に、自分の日常を事細かにパートナーに報告していませんか?
あまりこれは良いことではないです。
恋愛指南書には、むしろ相手に自分のすべてを見せないことを推奨している本が多いです。
そちらのほうが関係が続きやすかったり、互いの興味を持たれ続けやすいからです。
秘密を尊重すると、秘密を明かしてくれるようになることもある
話は戻りますが、相手の秘密をどうしても知りたいとしても相手の秘密を尊重することは大事です。
けれどどうしても知りたくてしょうがない時は、相手を秘密を持つことは尊重しながら、それでも知りたいと冷静に聞いてみてください。案外簡単に教えてくれたりするものです。
ただどうしても秘密を聞けないほど今の関係が不安定だったり、嘘をついているのか不安な時は私か他の占い師にでも相談してみてください。
終わりに
少し難しいことを要求するような話になってしまいましたが、これは理想の話です。無理に自分を責めて変える必要はないです。
こういった状態がいいんだというようなイメージをしていただければ、と思います。
参考文献
少し参考文献をあげておきます。
秘密を上手に使う方法
ルールズ