執着しないことの大切さ
一つのやり方でダメだと思った時、すぐに他のやり方を試せることが大事になってくる場面は多くあります。
なぜなら一つのやり方を続けていくとだんだんとそのやり方で得られる成果が落ちていくことが知られているからです(限界効用逓減の法則)。限界効用逓減の法則は経済学の用語ですが、人間にとっていろんなことに当てはまります。
例えば小さい頃怒って欲しいものを買ってもらった経験が多いと、怒ると周りのみんなは言うことを聞いてくれるんだと思いこみます。そしてその考えに執着します。
そうすると怒ることで、自分の望みを叶えようとします。しかし要望を伝える相手が地位の高い人だった場合や、愛情が欲しい場合には、怒ることで望みをかなえることは不可能です。
怒って望みのものが手に入る状況もあります。ですがやがて限界に突き当たってしまいます。
これと同じようなことが様々なことに起きています。
例えば他にも例があります。人によっては自分の望みを押し殺した方がうまくいくと考えています。またある人は、自分が積極的に行かないと相手は振り向いてくれないという思い込みを抱えています。
その考えはある程度正しいです。ですがすべての状況に当てはまるわけではありません。いずれ限界に突き当たります。
限界に突き当たった時に、その考えに執着せず、新しい考えを試せるかどうか。それはかなり大事なことです。
ストレス解消
考え方だけではなく、ストレス解消についても執着について、同じことが言えます。
例えば自分は恋人と遊ぶことでしかストレス解消をすることができない、と思い込んでいると、恋人がそっけない時に自殺してしまうかもしれません。
一つのストレス解消方法では限界があります。一つの方法が無理であれば、二つ目の方法を試して行ってみてください。
いろいろなストレス解消法があるので少し具体的に上げておきます。今のストレス解消法にあまり効果を感じなくなってしまっていれば使ってみてください。
- 自分の悩みを書いてみる。
- 自分の悩みを占ってもらう。
- 温泉に行く。
- 運動をする。
- おいしいものをいっぱい食べる。
- NetflixやYoutubeを見る。
- いろんな人と関わってみる。
- 自然を感じられる場所に行ってみる。
- ストレッチや瞑想をする。
他にもあると思いますが、いろいろ試したり自分の方法を探してみてください。
自分にとっていちばんのストレス解消になるものは人によって違います。そして一つの方法に執着しないでください。
今のやり方がいちばんのストレス解消だと思っているかもしれませんが、新しいやり方を試してみると新たな発見があったりします。
問題解決の方法
問題解決の方法についても同じことが言えます。
新しいいろいろなやり方を出してみることが大事です。
一つのやり方でいつも問題を解決しようとしているといつかは限界に辿り着きます。どんなことでも、複数のやり方を前もって準備しておくことが大事です。私の専門は占いですので、逆に占い以外の問題解決の方法を挙げてみたいと思います。
- 問題のことについて紙にまとめる。
- しっかりと考える。
- その問題に関する本を読む。
- 経験者に相談する。
- 自分の考えを他人に話す。
あらゆることに執着しない
執着しないという考え方はいろいろなことに応用できます。
例えば恋愛関係の相手でも言えます。特に相手にこだわりがない場合は執着せず次の人に行くと良い場面というのもあります。
もちろん執着しないことさえも執着しないようにすることも大事です。どういうことかというと、執着しないことに執着するとうまくいかなくなったら新しい方法ばかり探し求めてしまいます。こうなってしまうと一つの方法を極めることができなくなってしまいます。
ですので一つのことにこだわりすぎず、こだわらなさすぎず、どちらにも行きすぎない適量でいることが大事になってきます。
執着しないことのルール
1 一つのやり方でうまくいかなくなったら、他のやり方を試すこと。
2 執着しないという考えにさえ、執着しないこと。