はじめに
たまに自分の強みと弱みを知って強みを意識しながらいろいろなことを選択したい、という人がいます。
それはとてもやった方が良いことだと思いますが、では弱みを鍛える意味はないのか。
そういったことについて今回は考えていきます。
そもそも強みで勝負をした方がよい場面はいつなのか? 弱みをなくすことを意識した方が良い場面というのはいつなのか? そういったことについて私の考察を披露していきたいと思います。
最後にこの文章の参考にした本も紹介しますので、もし興味があれば読んでみてください。
強みを使って勝負するべき場面は?
結論から言うと、一回かぎりの選択や一回限りの挑戦には自分の強みを使った方が良いです。
例えば転職や初対面のコミュニケーション、受験ですね。
自分の得意分野で勝負することでより上手くいくことをあまり努力せずに成し遂げることができます。
ただ逆に言えば努力しなくて良いと言うだけになります。
少ない努力でできるからと言って好きなこととは限りません。
ですので時間がないし努力もできないけれど成し遂げなければいけない、そういった時に強みを使って勝負をすることが重要になってきます。
短所を鍛えるメリット
短所を鍛えるメリットは、安定性です。
長所を鍛えてそれを使うと上手くいきたい時に上手くいきますが、変化に対応できません。今まで鍛えた以外の能力が必要になってしまった時上手くいきません。
先日プロゲーマーの方の本を読ませていただきましたが、その方の本でも「一度勝つだけなら強みで勝つだけでも良い。ただプロは変化のある状況の中で一定の勝率を保ち続けなければいけない。そのために弱みをなくすことはとても重要」そういった話が書かれていました。
恋愛においてもそうです。
状況は変化していきます。はじめ思いやりだけで上手く行ったとしても、後々は経済的な部分でうまくいかなくなったりします。
またある時は容姿が優れていて恋愛に発展していても、感情的に安定していないためうまくいかなくなったりします。
恋愛関係でも、仕事でも、はじめに長所で仲良くなったり面接で受かったりということが大切です。
そしてうまく行った後もしばらくは長所だけでなんとかなるかもしれません。
ただ本当にその状態を安定させたいなら、不得意なことを作らないことが大事になってきます。
そもそも相性で恋人を選ぶべきなのか、職場を選ぶべきなのか
タイトルの通りですが、相性だけで恋人を選んだり、職場を選ぶことは正直そこまで良いことではないと思っています。
相性だけで選ぶよりも、「相性」と「どれくらい好きか」どちらも考えて選ぶべきだと私は思っています。
極論ですが、相性最悪でも正しく努力すればうまくいきます。
相性はただうまくいくための難易度くらいに思っておくと良いと思います。
参考にした本
1日ひとつだけ強くなる
プロゲーマーの梅原大吾さんの本です。プロゲーマーとしての心構えで日常の生活に応用できる話を数多く載せてあります。
Grit
人生の成功のためには才能よりも、粘り強さが大事だったという心理学の研究をされた方の本になります。