始めに
今回は人と人との関係性についてです。なぜ自分の意見を理解してくれないのか、そういったときに考えるべきことについてです。
まず理解に徹し、そして理解される。これは7つの習慣の第5の習慣です。今回はこの私的解釈について話していきたいと思います。
まず理解に徹す
自分の主張が受け入れてもらえない、そういったときどうしていますか。たいていの人はさらに主張を強めてしまいます。
ですがそうすると相手も同じように強く主張するようになり、結局意見の強いほうが勝つ、ということになってしまいます。
そういうとき本当に必要なのは、相手を理解しようと努力することです。
そうすることで相手の理解されていない、という気持ちを弱めることが出来ます。
結果としてこちらの意見を理解してくれます。
行動で理解する。
これはよくあることなのですがまず相手を理解してみることから始めてみるとよい、とアドバイスすると自分は相手のことを完全に理解している、という人がいます。
もちろんその人は相手のことを理解しているかもしれません。
ですがこの理解に徹する、というのは相手の気持ちを理解することだけでは足りません。
相手が理解されていると実感することが大切です。
相手に相手の気持ちを理解したい、という態度をみせ、実際に心を開いてもらって批判せずその意見をいったん受け入れます。
そうした態度が理解されている、という実感につながります。
その実感で相手も冷静になり、あなたの意見を理解する余裕が生まれます。
そして理解される
これは日本人に多いことかもしれませんが、勇気がもてなくて自分の意見を言えない場合があります。
話を終えた後、あなたのなかにモヤモヤが残るなら、それはいいことではありません。
相手にしっかりと自分の意見を主張しましょう。自分のおもうことを相手に伝えることです。
この時に相手の意見を考慮することです。そうすることでより建設的な意見が出せます。
仲が悪い相手であれば少し勇気がいることかもしれませんが、頑張ってみてください。
少なくとも片方が大人であればいい
喧嘩してしまったとき、それは両方に問題があるからです。相手の意見を十分に理解しようという努力が両方ともに足りていないからです。
その状態を脱するには、少なくとも片方だけでもいいので相手の気持ちを理解しよう、と努力することです。
相手の主張を理解したい、という真摯な気持ちを示してあげることが必要です。
相手を完璧に理解することなどできません。
理解することは大きさの問題でしかありません、大きさには上限がありません。
相手に対する理解にも同じように上限はありません。
相手との関係が拗れてるときは今の相手への理解度では足りません。もう少し理解する態度を示してあげてみてください。
そして自分のモヤモヤが生じることのないように、理解した後で主張する必要があります。(この順番は非常に重要ですので間違えないようにしてください)
自分の体験談
これは昔の経験なのですが、仲のよい相手がいて、その相手から自分のことを完全に理解してくれている相手ということを言われていました。
喧嘩したとき、もう相手のことを十分に理解している、というような傲慢な態度になってしまい喧嘩がこじれて今では絶縁状態になりました。
後悔していることの一つです。
こんなことにならないように気をつけてみてください。