夏野陽向の日記

占い師のブログです。他の占い師に比べて、占いの値段は高めです。

自分の持っている考えを入念に選ぶ

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今抱いている考えが必要かどうか考える

その考えは必要かどうか、というのは思いの外大事です。

もちろん他人への恨みや憎しみを抱いても良いです。その気持ちがあるからこそ、見返すことができたり努力することができたりします。

ですがほとんどの小さな恨みや憎しみや嫉妬は本当に必要でしょうか? 努力する理由にはならず、ただ苛々とするだけで終わってしまったり、ストレスが溜まってしまったりそういったことになってしまいます。

全ての憎しみや恨みや嫉妬や執着をなくす必要はないです。ですが些細なこれらのことに囚われていると、苦しみが強くなってしまいます。苦しみが強くなってしまうと、精神的に不安定になって相手を不快にさせてしまったり、好きな相手に距離を取られたりします。

 

その考えを抱くことは本当に自分のためになるか、それを一度考えてみてください。

 

必要のない考えを抱いてしまっていたら

必要のない考えを抱いてしまったらどうすればよいのかについて説明します。

この考えは必要ない。そう気づくだけで大丈夫です。それ以上は考えなくて良いです。それに気づいて放置していくだけで大抵のことは消えていきます。(執着しない)

 

その必要ない考えが出てきてしまったら、必要ないけど出てきてしまったな、と考えてください。その後考えつづけてしまっても考え続けてしまっているな、で大丈夫です。

それで大抵のことは消えていきます。

 

考えを放置しても収まらない時は?

上のように放置してもそういった考えが収まらない時、解決法は二つあります。

一つ目は一度しっかりと考えることです。どういう思考なのか紙に書いてみてください。紙に書くだけで、もう考える必要はないとわかって考えなくなるケースが多くあります。(筆記開示)

もう一つの方法は、その悪い考えでどういう悪い行動をしているのか気付きましょう。そしてその悪い行動をしそうになったら他の行動をするように意識することです。(認知行動療法

具体的に例をあげます。例えば片思いの相手からの連絡が来るかどうか気になって何度もラインを覗いてしまう状態だとします。

この時ラインを覗きそうになっても、他の行動をします。1分間だけ耐えて、家事をする。そんな小さなところからで大丈夫です。そうした小さな積み重ねを意識していくことが大事です。

 

考えすぎると失敗するということは絶対に覚えておく

考える必要があることでも、考えすぎると悪い状況になることがあります。

その分野に関する素人は、考え過ぎればすぎるほど間違った結論を出してしまいます(下に紹介されている本では、これに関する科学的実験が載っています「)。

科学ではそんな感じの話はありますが、実際に占い師としての経験としても同じようなことが言えます。

考えれば考えるほど人は間違った結論を出します。色々と実例を知っているので具体的に話します。

占い依存の方が何度は同じ問題に対して、いろいろな質問をして、いろいろなアドバイスを受けます。考えていけば行くほど小さなことが気になるようになります。

はじめはどうすれば気になる人が振り向いてくれるかというような内容を質問してくれます。私は答えます。

そのうち些細なことを質問し始めます。何時何分にどういう文で送れば良いのか? 会う時の服装、靴、髪型は何がよいのか? というふうにアドバイスを求めてきます。

そうした細かいことのアドバイスを聞いているうちに、はじめのアドバイスを忘れてしまうのです。

 

当たり前ですが、はじめのアドバイスはこのアドバイスさえ実行すれば状況が改善できる内容を伝えています。ですがその後のアドバイスのせいではじめに何のアドバイスをされたか忘れてしまうのです。

これは占いの話ですが、考えすぎる人の頭の中も同じです。はじめはちゃんと優先順位を意識して考えていたのに、時間をかければかけるほど些細な部分が気になってしまいます。そして一番重要なことを考えるのを忘れてしまいます。

 

こういったことがないためにも、考えすぎていることは、考えないようにすることが大事です。

 

考えないことのルール

1 この思考は本当に必要か考えること。

2 大事なことについて考えすぎていないか、意識すること。

3 まずは気づくだけで良い。それを放置する。

4 それでもなくならない場合は紙に書くか、行動を他の行動に修正すること。