今回は少し今までの話を整理していきます。
そして相手に深く考えさせてしまうと、変化させることが難しいという話もします。
イメージによる思考と言葉による思考
私の勝手に作った言葉ですが、人の思考には二つの思考があります。イメージによる思考と言葉による思考です。
お客様にこういった用語を話したりはしませんが私が鑑定を行う時はいつもこの二つの違いについて意識しています。今回はこの二つの思考についてまずは説明していきます。
イメージによる思考
普通人が頭の中で考える時、言語的に考えていません。大抵はイメージでものを考えています。このイメージは大抵複雑ではないです。
この思考はかなり単純です。
不快を感じると避け、快楽を感じると近づきます(駆け引き、パブロフの犬)
急激に変化すると抵抗がでます(波、ホメオスタシス)
見慣れたものを好みます(暗示、単純接触)
前回と前々回の話がそのまま非言語的思考の種類です。
色々と見てきましたが何が言いたいかというと、イメージによる思考はかなり単純です。
ですので簡単に操ることができます。
人は思考する時大抵のことはこちらで考えています。
そしてこの思考はただなんとなく思っているだけです。ですので変わりやすい思考になります。
言語による思考
逆に言葉による思考がこちらです。
単純にいうと、先ほどの思考(イメージによる思考)よりも深く考えた思考です。
大抵の人の場合、会話で話したようなことがそのまま言語的思考になります。
ただ日記やSNSで日々思ったことを書いている人だと、言語的な能力が発達して普段の思考もこの言語的思考になります。こちらの思考は変化しづらいです。
嫌いと言葉でSNSや日記に書いたりすると、その嫌いという気持ちが変化しづらくなります。
占いをするときもそうです。気になる人に対して占いをすることで気になる程度だったのに、もっと好きになってしまったりします(言葉の効力、認知的不協和による現象)
こちらに関する応用はこれくらいです。私の今の段階では多くないです。
というのもこちらの思考は複雑だからです。育ってきた環境など見えない部分で予測できない事態が多発します。
ですので言語的な思考を無視し、先ほどの非言語的な思考を重要視していくことが大事になってきます。相手が深く考える(言葉による思考)ようになってしまうと相手を操ることは困難になります。
もっと単純にいうなら、相手がそのことについて深く考えれば考えるほど(言葉による思考になればなるほど)、相手は頑固になっていきます。
相手を言葉による思考から、イメージによる思考に移行させる
変わりにくい思考(言葉による思考)から行動を変えやすい思考(イメージによる思考)に変化させる方法は簡単です。
ただそのことには触れず待っていれば良いです。
深く考えていることに触れなければ、忘れていきます。
彼が深く考えていたことを忘れるのを待つと良いです。そして今までのテクニックを使っていくと良いです。
これを無視すると、今までのテクニックがうまく働かないので注意してください。
相手を変える時のルール(このルールは他のテクニックよりも大事)
1 深く考えさせない。深く考えさせてしまうと、頑固になる。
2 相手が深く考えてしまったら、その話題は話さず待つのが良い。