始めに
以前から書評を書くといっていましたが、ちょうどいい本を最近読みました。「ブレインプログラミング」という名前の願望成就に関する本です。
今回はその話について話させていただきます。
著者紹介
アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ(Allan Pease&Barbara Pease)
講演家、作家。ビジネスにおける人間関係を語る第一人者として、多数の著書を執筆。100か国以上で出版され、55の言語に翻訳された著書の累計発行部数は2700万部を超える。日本でも『話を聞かない男、地図が読めない女』『嘘つき男と泣き虫女』(主婦の友社)などが大きな話題を呼び、ベストセラーとなった。セミナーも毎年30にのぼる国々で開催している。夫妻の著作をもとにテレビ番組9シリーズ、舞台4作、映画1作が制作されており、なかでも映画は観客動員総数が1億人を超えるヒットを記録した。
夫妻が拠点とするピーズ・インターナショナル・リミテッドでは、アラン・ピーズの講演DVDを販売しているほか、世界の企業や政府機関に向けて研修、セミナーを企画運営している。また、人間関係に関するコラムも月1回発行しており、25か国の2000万人以上が購読している。
オーストラリアの自宅で、子ども6人、孫5人に囲まれ暮らしている。(amazonより)
この方は海外だと有名な方らしいです。
本書の中では具体的なエピソードが書かれていますが、いくつもの一見不可能と思えるような目標をかかげてそれを成し遂げています。
達成すると決めた目標には以下のようなものがあります。
・ライフセーバー の ブロンズ メダル を 獲得 する
・ジョウゴグモ( オーストラリア 原産 の 大型 毒 グモ) を 捕まえる
・サーフィン の 大会 で 優勝 する
・バンジージャンプ を する
・五 五 か国 を 訪問 する
・ジム に 行く
・ピラミッド に 登る
・ベストセラー の 本 を 書く
・バスケットボール で オーストラリア の 代表 選手 に なる
・テレビ に 出 て 有名 に なる
・営業 成績 が トップ の 販売 員 に なる
・外国 に 住む
・ロックバンド で ギター を 弾く
・自分 で 事業 を 興す
・三 〇 歳 までに 大 富豪 に なる
(ブレインプログラミング本文より抜粋)
こういった不可能のようなことを目標とし、ほとんどを達成した、と書かれてあります。実はこの量でもすべての目標の1/4くらいです。
ブレインプログラミング
この本はいろいろな願望成就の本とは違い、科学的な説明が多くされています。
スピリチュアル思想などに敬遠しがちな人にオススメです。
この本は「願望成就のためにどう脳のプログラムを書き換えていくか」ということを重視しています。
まず初めに脳のRASという仕組みのおかげで、引き寄せの法則が働き、願望成就をすることが出来ると書かれ、そのためにどういったことをしていけばいいのか作者が今まで使ってきたメゾットが書かれています。
引き寄せの法則を知っている、という人でも新鮮な新しい視点が得られるのでお勧めです。
この本で紹介しているテクニック一覧
- 目標の立て方
- 期限を決めての計画の立て方
- 自分の人生に責任を持つこと
- ビジュアライゼーション
- アファメーション
- 平均の考え方
- ストレスに対抗する方法
- 恐怖や不安を克服する方法
大まかに言えばこういう内容です。
自分の人生に責任を持つこと、というのはこのサイトで紹介しているインサイドアウトの考え方に似通っている部分があると思います。
ビジュアライゼーションやアファメーションについては書いている記事はないですが、有名な内容ですね。
イメージしていることは現実になる、言葉に出していることは現実になる、この原則を日々の生活で実践していく内容です。
私の場合何を参考にしたか
私はこの本に書いてあるようなやり方で目標をすべて紙に書き、部屋のいたるところに張りました。目標を小さく分けて短い期限の目標もいくつか作りました。
そしてアファメーションの文を考え、なるべく頻繁に読むようにしました。
後はどんな時でもユーモアを忘れない大切さが書かれていたので、コメディーを借りました。
この本の誕生秘話
最後の章でこの本のメゾットを作者がどういう風に使ったのかについて書かれています。この本の中で一番好きなところです。
作者は大成功をおさめた後、判断ミスにより借金を大量に抱え込むことになってしまいます。うつ病を患いストレスがもとで甲状腺に腫瘍まで見つかってしまいます。
このままではダメだ、と思いいたり、大成功をしよう、と決心を固めます。
そこで次の拠点をヨーロッパのイギリスに決め、ほとんど何も持たずにそこに行きます。
そしてそこで自分の目標についていろんな人に対して話します。
「じゃあ、君は、誰一人として君のことを知らず、頼れる人もいない地球の裏側にやってきて、今は破産しているけど、これからベストセラーになる本だけを書いて大儲けをすると決めたわけかい? そういうことなんだね?」と、彼は聞いてきた。
「見事な要約だよ、ジョン!」私は言った。
ジョンはガクリとうなだれて両手で顔を覆ったかと思うと、やがて顔を上げて首を振り、笑いながらこう言った。
「だったら、お祝いのために乾杯しなくちゃな!」
(ブレインプログラミングより)
こういった感じで自分の目標を応援してくれる人をたくさん築いていきます。
そしてこの本のメゾットを活用していき、最後にはベストセラーを世に出します。
終わりに
この本は役に立つだけではなく、大きいことを成し遂げる情熱のようなものを植え付けてくれます。ぜひ読んでみてください。
今回紹介した本